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乳腺炎の対処法:乳房の痛い部分を冷やす

■痛い部分を冷やす

これは、賛否両論あると思います。
トラブルのある乳房は「温めるほうが良い」「冷やすほうが良い」という、全く逆なことが言われていたりします。「冷やしてはいけない!」という説もあるようです。

わたしは、「冷やす派」です。もちろん優しく冷やします。
乳腺炎になったとき、その痛みのある乳房を、どうしても「温める」気にはなれませんでした。ですので、わたしは、痛い箇所を冷やすことをオススメします。

もちろん、「冷たくて気持ち良いから」といって、冷やしすぎるのは厳禁です。特に、冷やした状態のまま、疲れて眠り込んでしまう場合があるので注意が必要。
冷やしすぎた場合、乳房内の組織を堅くし、下手をすると「凍傷」状態になってしまいます。そうなると、乳房はその機能を失い、母乳生産をストップしてしまうことがあります。じんわり気持ちよく感じる程度の冷やしかたをおすすめします。

色々な「昔ながらの母乳トラブル解消法」を紹介したページでは、「自然食品(じゃがいも、さといもなど)湿布」が良い、とされています。じゃがいもなどをすり下ろして湿布をつくり、乳腺炎をおこしている乳房に張り付けるのです。
でも、本来、面倒くさがりなわたし…。しかも、乳腺炎で辛いとき、しかも高熱をだしているときに、じゃがいもをすりおろして…ラップを巻いて…という行為はとても無理でございました(^-^;  
子育て真っ最中のママだと、いくら「体に優しい」とはいえ、ちょっと難しいですよね。

なので、私はいつも「保冷材」を使用。 うちの冷凍庫には、いつ母乳トラブルがあってもよいように、冬でも小さな保冷材がたくさん蓄えられていました。(もちろん、これは直接おっぱいにあてるわけではなく、厚い布にくるんで使用します)
以下に、保冷剤と、自然食品をつかった冷やし方についてまとめておきます。


■保冷剤をつかった冷やし方

ポイントは冷やしすぎない!!
保冷材は、本当に冷たいです。(当たり前ですよね)
いくら、乳房が熱を持っていて、氷を当てるとき持ち良いからといって、調子にのってずっと保冷材を当てっぱなしにしていると、乳腺組織が壊れてしまいます。あくまで、やさしく、直接乳房にふれることのないように使用すれば良いと思います。


ご存じ保冷材。小さめの方が使いやすいです。



これを厚めの靴下に入れます。私は、冬用のとても厚い靴下を利用しています。それでも冷たさが気になるようでしたら、二重に靴下を重ねましょう。
「え? 靴下?」とびっくりされるかもしれませんが、色々試しているうちに、靴下が一番便利だと言うことに気付きました…(^-^;
保冷材の数は、乳房の炎症の広さによって加減してください。1、2個くらいが良いかな。



授乳ブラにセット。

授乳用のブラジャーは、母乳パットを挟む箇所があるものが多いです。そこにこの保冷材入り靴下をセット。で、たぶんブラジャーがきつくなると思うので、一番上のホックだけ閉じておきましょう。
(それでもきついかもしれないので、できるなら、ワンサイズ上の授乳ブラジャーや、完全にマジックテープで着脱できる授乳ブラを一つ持っていると便利です)

服を着ます。
見た目は……。かなぁーーりデカパイです。しかもごつごつしてる! まぁ、仕方ないよね!


■自然食品をつかった冷やし方

昔ながらの「おばあちゃんの智恵」的な、乳腺炎対処法です。
乳腺炎ってつらいけれど、こうやって昔ながらの対処法があるということは、きっとすごく前からママ達は悩んでいたんでしょうね。良く効く薬も良いけれど、昔ながらの対処法を試してみるのも一理あるかも。

めんどうなのから、簡単なのまで、いろいろあります。おためしあれ…。
決して無理はしないようにね。


(1)豆腐を使う

お豆腐(一丁ではなく、一センチ幅だけ切って使います)を用意。
スプーンでぐちゃぐちゃにして、とろとろにします。
キッチンペーパーである程度お水をきって布にのばします。
乳房の炎症部分に当てます。

(2)キャベツの葉を使う

これはフランスでの乳腺炎対処法だそうです。
キャベツの葉を洗い、それをぺたっとおっぱいに張るだけ。
水を与え、冷蔵庫に保管しておけば、何回かは使えるよ。

(3)里芋や、ジャガイモを使う

これは、乳腺炎にかぎってではなく、局部的に熱を持っている症状に対し有効です。
消炎作用のあるジャガイモ・里芋を使って湿布するこの方法は、民間療法として伝承されているようです。

この湿布の利点は、氷と違って無理やり熱を取らないことです。
症状によっては急激に冷やし過ぎると、かえって痛みが増すケースもあります。
その点、ジャガイモ湿布は、炎症によって患部が熱を帯びていれば、その発熱ぶんだけ吸収するという優しい感覚の熱取り法です。

【里芋を使う】

おろした里芋+同量程度の小麦粉を用意します。
ボールに入れて、お水を少量ずつ入れてペースト状にします。
布・ガーゼ・キッチンペーパーなどに塗って、上からもう一枚同じ布などをかぶせます。
(その時、乳首部分は穴を開けたりして、里芋が触れないようにしてくださいね)

ねんざ(熱をもっているとき)、筋肉の炎症、神経痛、リウマチなどにも効果があります。

【ジャガイモを使う】

中くらいのジャガイモ1個をおろし金で擦り下ろし、一握りの小麦粉と混ぜ合わせます。
硬さはだいたい耳たぶの硬さが目安です。
なお、ジャガイモはあらかじめ皮を剥き、芽(ソラニンという毒があります)は取っておきましょうね~。
ここに、「酢」を加えるのが一般的なようですが、この「酢」の匂いが嫌いな赤ちゃんも多いようです。(確かにくさい…)
酢と同様に殺菌力に優れ、しかも鎮痛作用のあるビワエキスを入れてみるのも良いようです。
耳たぶ程度の硬さになったら、布に薄く塗り、炎症をおこしている乳房に貼り付けます。
乳首や、その周りには付かないようにしましょう。

乳腺炎の患部に貼り付けてしばらくすると水分が蒸発し、布の上から押さえると少し硬くなってきます。
そこで新しいものに交換し、それを何回か繰り返すと良いようです。

授乳中は、母乳がダイレクトに赤ちゃんに移行してしまうことも。
お薬などを飲めない場合が多いので、なるべく赤ちゃんとママに優しい自然な方法で痛みを取るようにできるとよいですよね。


乳腺炎の対処法:体を温める

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