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乳腺炎の対処法:おっぱいマッサージを受ける

■おっぱいマッサージ

乳腺炎とマッサージは親密な関係があります。

母乳外来という言葉をご存じでしょうか? 産科や助産院などで開設されているところが、探せば見つかると思います。

おっぱいマッサージとは、簡単にいえば、乳房のなかに溜まった古い母乳を、手で外に出すことを言います。乳腺炎になってしまった場合、乳房のなかには、悪い母乳が残っています。また、乳管がどこかで詰まってしまっている場合、その詰まりを取らなくてはいけません。
ですので、母乳外来でマッサージを受けることによって、その症状を改善するのです。

自分でマッサージして(搾乳したりして)母乳の詰まりや、古くて悪い母乳を取り除くことも、不可能ではありません。でも、やはり他人、それもプロにやってもらうのとは、全然違ってくると思います。

「乳腺炎で発熱中。しこりは痛い。体はだるい。赤ちゃんを連れて外に出掛けるのはなぁ…」と思うママもおられるとは思いますが、行ってマッサージを受けることによって、結局は治りが早いということもあるかもしれません。
また、赤ちゃんもいっしょに連れて行ってOKというところがほとんどだと思われます。(もちろん事前に確認してね)

乳腺炎になったときの、かかりつけの母乳外来を、あらかじめ探しておくことをおすすめします。
わたしは桶谷(おけたに)式の母乳相談を利用しています。これは全国にある、おっぱいマッサージ専門の相談所です。もしかしたら、あなたの近くにもあるかも。
>>「桶谷式母乳相談室」のホームページはこちら

おっぱいマッサージを受けたことのないママは、「どんなの? いったい何をするの?」と思われると思います。乳腺炎にならないママは、一生厄介になることはないかもしれませんしね(^-^;
おっぱいのマッサージとは、

・乳房をマッサージして、おっぱい基底部(おっぱいが胸板にくっついている部分)をはがし、血行を良くする。
・搾乳することによって、たまった古い母乳を排出して乳質を良くする。
・乳頭を柔らかくして整えて、飲みやすくする

といったことを行います。
桶谷は全国に支部があり、各相談室でマッサージをしてくれます。わたしはここで、おっぱいマッサージを受けています。
マッサージ直後は、乳房が、「えええ? これ、わたしのおっぱいなのか?」と思うほどに、柔らかくなります。まるでマシュマロのよう! でも、これ、一日二日たつと、また普通のおっぱいに戻ってしまいます。でも、乳房の中の古い母乳を排出したおかげで、とても母乳の通りがよい(出がよい)状態が保たれます。


■マッサージについて、少し説明を…

・自分でできるんじゃないの?

乳腺って細い。で、どこまで、またどれくらいの強さでマッサージして良いのか、はっきりいって自分ではわかりません。へんにマッサージして、乳腺を傷つけてしまうことだってあります。そうなると症状はなお悪化してしまいます。やっぱりマッサージのプロに任せた方が良いと思います。

・どれくらいの頻度でマッサージに行くの?

乳腺炎になれば、すぐ! 炎症を起こしている間は、2、3日通い詰めたりします。そうでなければ、1ヶ月に一回くらいですかね。その後、乳房に痛みや違和感が感じられず、全然問題がないのであれば、2ヶ月に一回くらいでもいいのかなぁ。
でもこれは個人差がありますからね。
時には、なんにもトラブルが無くなっても、「一週間に一回はきて」とおっしゃる先生もいるでしょう。
でも…。
やっぱりママには、金銭的にも時間的にもかなりの負担。自分の乳房に合わせて判断し、自主管理できるなら、それで良いと思います。(わたしはね)

・マッサージって痛い?

痛い場合もあります。乳腺の詰まりを取るときなどは、痛い…かも! まぁ、出産時の痛みに比べればなんてことないのですけれど!

・どれくらいのお値段?

一回2~4千円というところが多いと思います。 決まっていないと思います。この出費は痛い…よねぇ。

・マッサージする人ってどんなひと?

年輩の人がおおいかなぁ。わたしの先生はもう80歳超えています!
でね。
ある新米ママが言っていたのだけれど、「先生はわたしのおっぱいを触っただけで、”腰痛もちでしょ”と言った。なんでわかるんだろう?」 その新米ママは、ひどいヘルニアを持っていたのです。ベテランの先生は、おっぱいを触っただけで、その人の食生活、病歴などがわかってしまうそうです。
すごいねぇ。

・マッサージする人の当たりはずれは?

うーーーん。
…あります。「話が合わない」「育児や授乳にかんして、きついことを言われ続ける」
そういうストレスを感じつづけるのは、返ってマイナスですよね。
もしママと相性があわなければ、他へ行くことをオススメします。「そこしか相談室がないの~」という場合…。

…ママが図太くなっちゃいましょう。
赤ちゃん、そして自分自身のためですものね。
乳腺炎ママは、ぜひ、何カ所かの桶谷マッサージをおさえておくことをおすすめします。


乳腺炎の対処法:頻回授乳

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