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「さよなら、おっぱい」

最後に…。
自分のおっぱいへの気持ちです。こんな気持ちで断乳しました。
断乳直後、「なにか、この気持ちを言葉にしたい!!」と、とにかく、感情のままに気持ちをしるしてみました。ひとりよがりでおみぐるしいですが、よろしければ読んでやってください。


ありがとう。おっぱい。
私の息子二人、そして私も、どれだけあなたにお世話になったかわかりません。

初めておっぱいを口にした生まれたての次男にとって、乳首は小さな口に入るか入らないかでしたよね。
その小さな赤ちゃんだった次男も、これだけ大きくなり、さよならするおっぱいに向かって、小さな声で「ありがとう」と言いました。

おっぱいを卒業する最後の夜、お風呂に浸かりながら色んなことを思い出しました。
乳腺炎で痛みと熱に苦しんだり、母乳が出ないと悩んだり、かまれて痛かったり。
おっぱいを口にくわえて眠り込む長男、スリングの中からおっぱいを飲んでいた次男、右のおっぱいを飲んでいるとき、なぜか左のおっぱいをさわろうとしたのは、兄弟ふたりともでしたね。
どんなに泣いていても、おっぱいを口にいれれば、魔法のようにぴたっと泣きやみましたね。

おっぱいを吸われる感覚は、いつまで思い出せるだろう?
おっぱいを飲んでいる我が子の姿勢、目つき、表情は、いつまで思い出せるだろう?

そんなことを考えていたら、涙がぶわっと出てきて、思わず声をころして泣いてしまいました。

私のおっぱいは、私の子ども達の、大切な生命線であり、安全なゆりかごであり、素敵な友達でいてくれました。
いつも優しく、私の子ども達を受け入れてくれました。
そして何より私に、「自分が子どもを育てているのだ。私は親になったのだ!」という大きな幸せを、強く強く与えてくれました。

ありがとう。
本当にありがとうございました。
私には感謝の言葉しかありません。

子どもだけでなく、私も、今日で卒業です。
また、数年後、数十年後、母乳育児中のことをぼんやり思い出したりしながら、幸せな気分になりたいなと思います。

読んでいただいてありがとうございました。
少しでも、母乳育児中のママの参考になれば幸いです!

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